モンタン、パリに抱かれた男。

戦後フランスを代表する大スターであり、91年に他界したイヴ・モンタンの伝記ドキュメンタリー

モンタンは共産主義者の父を持ち、イタリアのファシズムを逃れてフランスに亡命・帰化した生い立ちをもち、フランスでは生涯を通じて左翼的な政治活動に積極的に身を投じたことでも知られているが、このドキュメンタリ-は芸術家モンタン以上に、政治活動家としての側面に光を当て、戦後ヨーロッパにおける左翼政治史と西側の良心派の知識人の苦悩に満ちた関わりという視点を明確にしている点が大きな特徴である。


映画情報

邦題:モンタン、パリに抱かれた男。
原題:Montand

監督:ジャン・ラビブ
出演:イヴ・モンタン、マリリン・モンロー、シモーヌ・シニョレ

1994年/138分/フランス
配給:巴里映画=ギャガ・コミュニケーションズ
1995年8月12日公開
フランス映画祭公開タイトル:モンタン