ギャルソンヌ

自分の父親が同性愛者だと知った少女は、少年の格好をして、父のいるゲイの世界へ足を踏み入れてゆく。

田舎で種馬飼育場を営む家の娘フレデリックは、乗馬騎手コンクールにも出場するほどの乗馬の腕前だが、本当はダンサーを夢見ている。やがて母親を亡くしたフレデリックは、親戚からの手紙で、母の生前は名前も知らなかった父親の居所を知り、パリに行くことを決心するが、なんとようやく探し出した父親はパリパリのホモセクシャルだっ。大ギャラリーの学芸員である父親ピエールが肛門専門医のフランシスと同性愛関係にあることを知り、この事実を受け入れる最良策として彼女が思いついたのが、自分を彼の“息子”と思わせ、コテコテのゲイファッションに身固めることだった。突然の息子の出現に喜ぶピエールだったが、恋人フランシスは面白くない。やがて息子フレデリックの存在が、ピエールとフランシスの関係を揺さぶり始める。


映画情報

邦題:ギャルソンヌ
原題:Le derrière

監督:ヴァレリール・メルシエ
出演:ヴァレリー・ルメルシエ、クロード・リッシュ、デュードネ

1999年/102分/フランス