父の跡をたどって

父と再会するために全てを賭ける決意をした青年ソーヴール。しかし、その父親は一日500フランを稼げればその日は暮らしていけると、ケチな詐欺ばかりしている詐欺師。若い頃は大勢の女にモテたといことをいつも自慢にしている。息子だと名乗るソーヴールのことも、その母親のことも憶えてはいなかった。しかし、ソーヴールの母親が、昔大勢寝た女のひとりかも？と認めたベルトランは、息子に詐欺としての手口を教え始める。ある時、昔の友人を誘い、一発大きい山を当てようとした彼等は、足の不自由なカメラマンの女の子サンドラをカモにすることにする。まだひとりの仕事は無理だという父親に内緒で、サンドラに近づいたソーヴールは彼女に恋をしてしまい、彼女は妊娠。しかしある日、ソーヴールが他の小銭稼ぎの詐放で、捕まってしまい…。