ワイルド・サイド

2004年ベルリン映画祭のパノラマ部門に出品された。「妥協のない美しさ、ストーリーの誠実さ、そして登場人物たちの愛情に溢れた描写」により、映画祭出品作中、最も素晴らしいゲイフィルムに贈られるテディ・ベア賞を受賞した。

社会から疎外された3人の若者が現代のパリで出会う。一人はロシアからの不法移民。一人はニューハーフの街娼。そしてもう一人はマグレブ人(注:モロッコ、アルジェリア、チュニジアなど北アフリカの旧フランス植民地からの移民の総称)。始まりは3つの孤独な魂の出会い。
常軌を逸した生活にもかかわらず、3人はやがてそれぞれの腕の中に慰めを見出してゆく。法の外の闇の生活と死を背景にして、もつれ合う彼らの絆は一層深まるのだった。


映画情報

邦題:ワイルド・サイド
原題:Wild Side

監督:セバスチャン・リフシッツ
出演:ステファニー・ミッシュリニ、Yasmine Belmadi

2004年/107分/フランス