愛について、ある土曜日の面会室

ヴェネチア映画祭で絶賛され、ルイ・デリュック賞新人監督賞を受賞した、女性監督レア・フェネールの鮮烈なデビュー作。

ステファンは病院へ血液を運ぶ仕事をしているが、仕事も、恋人エルサや母親との関係も上手くいっていない。そんなある日、トラブルに遭ったエルサを助けてくれたピエールと知り合いになる。彼はステファンの顔を見るなり驚いた反応を見せ、ある奇妙な依頼を持ちかけるのだった。
ゾラは息子が殺されたという知らせを受ける。突然の訃報に打ちひしがれる彼女は、息子が殺された理由を知るため、アルジェリアからフランスへと渡る。そして、加害者の姉セリーヌと知り合いになり交流を深めていく。ある日、親類が誰も面会に訪れないと嘆く彼女に、ゾラは自分が会いに行くことを提案する。
ローラはボーイフレンドのアレクサンドルと楽しい日々を過ごしていたが、ある日アレクサンドルが警官に暴行をはたらき逮捕されたと連絡を受ける。面会を試みるも、未成年の彼女では保護者がいなければ面会は出来ない。そこで、偶然知り合った病院スタッフのアントワーヌに付き添いを頼むのだった。
ある土曜日の朝、3人はそれぞれの思いを胸に刑務所の面会室へと向かう...。ヴェネチア国際映画祭で絶賛され、ルイ・デリュック賞新人監督賞を受賞した女性監督レア・フェネールの鮮烈なデビュー作。


映画情報

邦題:愛について、ある土曜日の面会室
原題:Qu'un seul tienne et les autres suivront

監督・脚本:レア・フェネール
出演:ファリダ・ラフアド、レダ・カティブ、ポーリン・エティエンヌ
2009年/フランス/120分/35mm/1:1.85/ドルビーSRD
配給:ビターズ・エンド
冬、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー
© Rezo Productions

<受賞歴>
2009年ヴェネチア映画祭正式出品
2009年ドーヴィル映画祭 最優秀第一回作品賞
2009年ルイ・デリュック賞 新人監督賞
2010年リュミエール賞 新人女優賞(ポーリン・エティエンヌ)
2010年エトワール賞 新人女優賞(ポーリン・エティエンヌ)