ミステリーズ 運命のリスボン

19世紀ポルトガルの人気小説を名匠ラウル・ルイスが完全映画化!
"愛"と"真実"についての4時間半におよぶ、壮大なる物語。

昨年、70歳でこの世を去った名匠ラウル・ルイス(『見出された時-「失われた時を求めて」より』(99)、『クリムト』(06))。彼の生前に世界公開された最後の監督作となる本作は、19世紀ポルトガルの人気作家カミロ・カステロ・ブランコの小説を原作に、"愛"と"真実"についての壮大なる物語を描く。4時間半という長さにもかかわらずルイ・デリュック賞 作品賞ほか、アメリカのサテライト賞 最優秀外国語映画賞など数々の賞を受賞。世界中で賞賛の嵐を受けた。
19世紀ポルトガル。ディニス神父は孤児院で育った少年ジョアンに彼の両親について尋ねられ、裕福な侯爵婦人である彼の母親アンジェラと引き合わせる。嫉妬深く短気なアンジェラの夫モンテゼロス侯爵は、アンジェラが別の男の子供を身籠っているという噂を聞き、「もの食いナイフ」と呼ばれるアウトローを雇い、その子供と実の父親を殺すように命じるが、その計画は失敗に終わる。
―時は過ぎ、人々の予期せぬ繋がりがミステリアスに発展していくのだった。


映画情報

邦題:ミステリーズ 運命のリスボン
原題:Les Mystères de Lisbonne

監督:ラウル・ルイス
出演:マリア・ジョアン・バストス、リカルド・ペレイラ、レア・セイドゥ、メルヴィル・プポー
2010年/フランス=ポルトガル/267分/HD/カラー/16:9/ドルビー5.1ch
配給:アルシネテラン
今秋、シネスイッチ銀座ほか全国公開
© CLAP FILMES (PT) 2010

<受賞歴>
2010年 ルイ・デリュック賞 作品賞受賞
2011年 サテライト賞 最優秀外国語映画賞受賞
2012年 全米映画批評家協会賞 最優秀外国語映画賞 2位
2010年 サンパウロ国際映画祭 批評家賞受賞
2010年 サン・セバスティアン国際映画祭 最優秀監督賞受賞
2011年 トロント映画批評家協会 最優秀外国語映画賞受賞
2011年 ポルトガル・ゴールデン・グローブ賞 最優秀作品賞・男優賞・女優賞受賞
2011年 国際シネフィル協会 最優秀脚色賞受賞
2011年 ロンドン映画批評家協会賞 最優秀外国語ノミネート