TOKYO EYES

世紀末の東京を舞台に、謎の発砲事件を続ける青年と彼にひかれる少女のつかの間の関係を鮮烈なタッチで綴った一編

TOKYOのいたるところで、発砲事件が起きる。その事件の犯人は、焦点の合っていない分厚い眼鏡をかけているので“薮睨み”とあだ名されるようになる。やがて“薮睨み”についての記事が、新聞や週刊誌の一面を賑わせるようになっていく。16歳のHinanoは、渋谷の美容室でアルバイトをしながら、刑事の兄Royと2人で暮らしている。ある夜、Hinanoは電車の中で気づかれないように乗客をビデオカメラに収めている男を見つけ、興味を引かれる。帰宅したHinanoは、Royが持っている“薮睨み”事件の資料の中にある犯人の似顔絵を見てしまう。それは、電車の中で見かけた男の顔であった。 別の日、男を見かけたHinanoは後をつけるが、すぐに見つかってしまう。男は自分を“K”と名乗った。そしてHinanoは徐々に“薮睨み”事件に巻き込まれていく


映画情報

邦題:TOKYO EYES
原題:Tokyo Eyes

監督:ジャン=ピエール・リモザン
出演:吉川ひなの、武田真治、杉本哲太

1998年/98分/日本・フランス