ユマニテ

1999年度カンヌ国際映画祭で、グランプリ、主演男優賞、主演女優賞の三冠を獲得した人間ドラマ。フランス北部の田舎町で起きた少女の強姦殺人事件を追う刑事と、彼が想いを寄せる女性、その恋人との奇妙な関係を描く。

ある日、少女の強姦殺人事件が起こった。この捜査を担当するのは、警部補ファラオン・ド・ウィンテル。彼は、他人の痛みを我が事のように感じてしまう、無垢でナイーブな男。捜査に乗り出したものの、遅々として進まなかった。好意を寄せているドミノとその恋人ジョセフに誘われてデートに一緒に行ったり、一人の時間を過ごすうちに、彼の周りでさまざまな痛みを伴う出来事が起こる。そんな彼の元へ、犯人逮捕の報せが入ってきた…。


映画情報

邦題:ユマニテ
原題:L' Humanite

監督:ブリュノ・デュモン
出演:エマニュエル・ショッテ、セヴリーヌ・カネル、フィリップ・テゥリエ

1999年/148分/フランス
配給:ビターズ・エンド
2001年5月12日公開
フランス映画祭公開タイトル:ヒューマニティ
※1999年52回カンヌ国際映画祭 グランプリ(審査員特別グランプリ・審査員特別賞)男優賞 女優賞 受賞