世界でいちばん不運で幸せな私

幼い頃に始めたゲームを引きずり、本当の愛へ踏み出せない幼馴染みの男女を描いたファンタジー・ラブ・コメディ。

幼いときにルールを決めてからというもの、ソフィー(マリオン・コティヤール)とジュリアン(ギョーム・カネ)は大人になるまでそのゲームをやめられなくなってしまう。素直になりたいときもゲームのせいでそうなれない…。これはある1つの“ゲーム”にとらわれた2人の、長い長い“愛のお話”。相手に「条件」を出し、それがクリアできれば次は相手の番。唯一の鉄則は“相手が仕掛けるゲームに絶対にのる”ということだ。最初はジュリアンの母親(エマニュエル・グリュンヴォルド)が重い病にかかっていること、そしてポーランド移民であるソフィーがクラスメイトにいじめられていることを忘れようという無邪気な賭けから始まった。先生に汚い言葉を使ったり、校長先生の前でお漏らししたり、お姉さんの結婚式をぶち壊したり…単なる子供の遊びは、大人になるにつれどんどん加速し倒錯の域に達していく。彼らは、ありとあらゆるタブーを破り、プライドを無視し、笑い、傷つけあい…。お互いのことを好きだと認めるということを除けば何でもやった。子供の頃の友情はやがて愛情に変わるが、あまりに長いことゲームによって結託してきた2人は素直に自分の気持ちを伝えることができない。本当に言いたいことはいつもゲームに紛れてしまう。結局ただの友達でいる方がずっと簡単だった。ソフィーとジュリアンは、それぞれ別の恋人と結ばれるが……。


映画情報

邦題:世界でいちばん不運で幸せな私
原題:Jeux d'enfants

監督:ヤン・サミュエル
出演:ギョーム・カネ、マリオン・コティヤール

2003年/94分/フランス・ベルギー
配給:アルバトロス
2004年9月25日公開