描くべきか、愛を交わすべきか

ジャン・ルノワールを思わせる大らかな官能性で欲望の衰えとそこへの回帰を描いた、光と闇の戯れが美しい作品。

長年連れ添った夫婦ウィリアムとマドレーヌ。画家のマドレーヌは絵の題材を探して古い家を訪れ、そこで教養ある盲目のアダムと美しい妻エヴァと出会う。彼らの勧めもあり、ふたりは自然豊かな丘の古い家に移り住むことになり、隣人である若い夫婦たちともさらに親しく付き合うようになる。そんなある日、アダムたちの家が火事で焼けてしまったため、マドレーヌたちは自分たちの家にしばらく泊まるよう提案する。


映画情報

邦題:描くべきか、愛を交わすべきか
原題:Peindre ou faire l'amour

監督:アルノー・ラリーユ、ジャン=マリー・ラリーユ
出演:サビーヌ・アゼマ、ダニエル・オートゥイユ、アミラ・カサール

2005年/100分/フランス